8/12/2014

https://www.lightwave3d.com/siggraph_2014/
シーグラフ開催に合わせて、現地時間12日から3日間の日程で、仮想ブースでのライブイベントを行うようです。これといって目を引くプログラムは見当たらないので、ビデオの垂れ流しだけではなく、次期LWに関するコメントもお願いしたいものです。
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LWモデラーのUVの問題点と、その解決方法ってのをビデオにしてみました。



ビデオでのテキスト解説では端折ってますが、UVビュー上部のFreeMoveボタンの有効/無効が操作と結果に影響するので注意して下さい。
ビデオ内で、UV移動時にUVの一部が消えると解説してますが、正しくは、移動させた瞬間に、非連続UVポイントが共有する頂点に瞬間移動し、連続UVになった為、消えたように見えるということです。
尚、ビデオではUVシェル(アイランド)単位で移動させてますが、仮に全てのUVを1ポリゴン単位で移動させれば、非連続UVが連続UVに切り替わることはありません。
勿論、1ポリゴン単位でUV移動させると、ポリゴン数が多いケースだと実用的ではありません。

通常、円柱をUV展開するケースだと、1マップ内に纏めてパッキングしちゃうので、ビデオのような状況には遭遇しないと思います。
只、例えば室内の内装をマッピングするようなケースだと、壁が円柱側面に相当し、天井、床がそれぞれ円柱の上下面に相当するので、このような状況下で、それぞれのテクスチャ解像度を上げる為にUVマップを別けると、このビデオと同じ状況になります。(各面が1エッジで連結されている場合に限りますが)

ビデオの内容は、LWのUV仕様の問題点と言えますが、個人的に言わせれば、UV座標上にポイントを残すような笑える仕様にしてしまったのが影響してるように思うのですが。。
当初、v6.0で実装されたUVシステムは、非連続UVが考慮されておらず、シームレスなメッシュを展開する時に折り返しの問題が発生していました。その折り返しを是正する為にポリマップという応急的機能が付き、その後、v6.5で非連続UVを扱えるシステムへと更新された経緯があります。
更にv8.X当たりでSDSのUV補間機能が付き、今のヘンテコ仕様に固まった気がするのですが、
思い返せば、このゴタゴタがイケナイ仕様になった要因の一つなのかもしれません。(初期開発者が抜けて、適切な改良が施せなくなったとも言えるかもしれませんが。。。)


追記:
念のため検索してみたら、ありました(笑。
https://www.youtube.com/watch?v=fw5ZUd8mCxM

この方のビデオで解説してる問題点は、上の自分のビデオと同じことです。
只、その解決方法が異なるので紹介しときます。

ビデオ冒頭では、複数マップに跨る非連続UVポイントでは重複UVが発生し、その重複UVを消去しなければ、レンダリングエラーが発生することを示してます。
そして、その後に重複マップの消去手順を解説してます。
・対象マップをカット(一時結合解除)し>UV上に残った共有ポイントを移動させ>カットしたジオメトリをペーストして>マージします>最後に残ってる非連続共有ポイントを消去すれば、重複UVを消去出来ます。
手数はこのビデオの方が多くなりますが、ショートカットを利用すれば、この方がやり易いかもしれませんね。

又、ジオメトリの分割処理による非連続UVでの問題点(UV破壊)もビデオにされてるので、
ついでにピックアップしときます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pwn0RuZwIwc

UVシステムも根本から見直して欲しいものです。。

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LWユーザーならご存知、
NewTekの創設者であるTim Jenisonさん主演のドキュメンタリー映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZZMHJ7j1kCM
http://www.amazon.com/Tims-Vermeer-Blu-ray-Teller/dp/B00J5LXN2M

内容はヨハネス・フェメール(画家)が当時参考にしたと思われる絵画技法(カメラオブスキュラ)を用いて、Tim Jenisonが構想から5年の歳月(内ペインティングは約130日)を費やし、フェメール作品の"音楽の稽古"を描きます。
最初にこの絵画と瓜二つの実物を製作して、その製作した実物からカメラオブスキュラ法を参考に描いてます。つまり、当時のフェメールが描いた現場を再現して、当時使ったと思われる技法で、画家でもない彼がフェメールと同等の作品を作れるのか?ってのが、このストリーだと思います。
見た感想ですが、凄い尊敬の念を込めて言いますけど、この人おかしいです(笑。
この年齢で、ここまでやってみせる彼のバイタリティとモチベーションを称賛するとともに、彼の多才な能力にも、ちょっと嫉妬しました。
これぐらいの執着心でLightWaveにも力入れてくれたら凄いツールになるのにね?(笑。

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http://www.geocities.jp/coordinates_3d/lscripts/WeldPoints.zip

以前、自分の旧ブログにアップしてた対称編集モードに対応したポイント結合のスクリプトです。
LW3DGサイト内のプラグインデータベースで紹介されてるリンク先が切れてるので、ここに再アップしときます(スクリプトの内容は以前と同じものです)。


対称モード有効時の使用例です。
http://www.geocities.jp/coordinates_3d/Video/Weld2.swf

余談ですが、LW  v11.5?で、対称モードに対応したweld 2.0/weld Average 2.0ってツールが標準で付きましたので、自分のスクリプトはもう用済みかもしれませんね(笑。只、若干詰めが甘いようで、アンドゥした時に選択状態が元に戻らないとか、対称モード有効で、X=0ポイントへ結合させようとするとエラーが出て強制的に対称モードがOFFに切り替わるだとか、若干、片手落ち感があるかなと。当方のWeld Pointsは、ここらの回避処理を行いつつ、結合後に2頂点ポリゴンが発生すれば自動削除も行います。又、複数ポイントの一括処理が行え、WeldとWeld Averageの機能を併せ持っています。勿論、対称編集モードがOFFであっても動作します。但し、その仕様上、常にリクエスタが表示されますのでダイレクト使用には向きませんけど。。
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Clarisse iFX 2.0

https://www.youtube.com/watch?v=gaDu4OH2F78

KATANA路線で進めてるのか、それとも+αの統合ソフトとして仕上げて行くのか?
今年末に2.0のリリース予定

http://www.isotropix.com/index.php?to=products&productid=1&view=2.0tour

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